技能実習生の受け入れの流れ
技能実習制度での技能実習を新たに始める場合は、第1号技能実習として技能実習生を受け入れることになります。
そのために必要な手続きですが、かなり簡単に記載すると下記のような流れになります。
・技能実習計画認定申請……外国人技能実習機構へ、計画の認定申請をします。
・在留資格認定証明書交付申請……計画の認定が終わりましたら、入国管理局へビザ発給に必要な書類の申請をします。
・ビザ申請……入国管理局から在留資格認定証明書を受け取りましたら、それを現地の国へ送り、現地の日本国大使館などへビザ申請をします。
簡単には、上記のような3つの手続きを行い、始めて技能実習が可能になります。
しかし、手続きは上記の3つですが、実際にしなければならない準備はこの3つの他にかなり様々あります。
例えば、技能実習を行うためには、実習生の宿泊施設や言葉の問題について、あらかじめ決めておかなければなりません。これは実習計画の認定で触れざるを得ない部分ではありますが、単にどんな実習をやっていくかだけでなく、実習生の日本での生活について、かなり細かく計画を立てて置かなければならないのは準備の中でもかなり重要な部分になります。会社によっては、日本での文化的な部分のフォローのため、日本語が話せて日本の文化にも詳しい該当の国籍の従業員を、技能実習のために雇用する必要もあるかもしれません。
とにかく、技能実習で外国人を受け入れるというのは、一般の就労ビザや配偶者ビザ等の手続きとは全く違う流れになるというのははじめに押さえて頂ければと思います。